アラフォーぱぱとひとり娘の春夏秋冬(カテゴリー住民票、全国版)
今回は、本人等がする住民票の写しの請求です。
自己紹介⇒ご訪問ありがとうございます。一児のパパ(40代前半)で法律関係の仕事をしています。娘にとっては「パパよりママに近い存在の」ちょっとへんてこなパパLifeを書き残しています。毎日をちょっとがんばるくらいに。((´∀`*))
住民票は住民の居住関係を公証する身近な証明書です。(^^♪
この住民票は、居住と生計をともにしている人を一世帯として、世帯ごとに編成されています。
住民票とよく間違えやすいのが戸籍ですが、戸籍は身分関係を公証する証明書で、居住に関係なく出生や親子等について記載をしています。(^^♪
住民票と戸籍って、実は同じ人を居住関係と身分関係の異なる面から記載をしている証明書といえますが、
住民票ってなに? 取り方ってどうするの?
そんな人のためにまとめてみたので、ぜひ参考にして下さい!!

2018.11.17
住民票の請求で本人確認書類がないときの対処法とは?
アラフォーぱぱとひとり娘の春夏秋冬(カテゴリー住民票、全国版)今回は、住民票の請求での本人確認書類です。 自己紹介⇒ご訪問ありがと...
そもそも住民票ってなに?
住民票は、住民の居住関係を公証する身近な証明書として、自動車の運転免許の申請や年金の受給等に利用されています。(^^♪
住民票は、居住と生計をともにしている人を一世帯として、世帯ごとに編成されていて、世帯が同じ場合には委任状がなくても住民票を請求することができます。例えば、「妻が夫」「夫が妻」の住民票を請求する場合に委任状は不要で、さらに両親と同じ世帯のときも委任状は不要になります。
ポイントは、本人から委任状なしに請求できる人とは、世帯が同じであること。そして、その世帯は、居住と生計を一緒にしている人を一世帯としているところです。なので、委任状の有無で迷ったときは、まず(原則)この基準にあてはめて考えて下さいね。(^^♪
ところで、この記事内では住民票の請求と書いてますが、役所のホームページや窓口等で住民票の写しの請求という文言を見たことってないですか?
写しってことは住民票のコピーなのって思った人もいると思いますが、コピーとは違います。(^^♪
住民票の原本って役所で保管していて請求できません。その役所が保管する原本から印刷されたものに市長印が押されたものが住民票の写しとなり、日常で「住民票」と言えば、この写しのことになります。もし、「住民票の写しを出して」と言われて住民票をコピーすると、住民票の写しのコピーになってしまい、目的の用途で利用できなくなるので注意が必要です。
この記事内でも住民票と書いているところは、住民票の写しのことなので読み替えて下さいね。(^^♪
さて、そんな住民票について役所に請求できる根拠が住民基本台帳法12条にあります。
住民基本台帳に記録されている者は、その者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の市町村長に対し、自己又は自己と同一の世帯に属する者に係る住民票の写しの交付を請求することができる。(一部省略)
ポイント①「住民基本台帳に記録されている者」とは、住民登録をしている役所のことです。
ポイント②「住民基本台帳」とは、住民の個人又は世帯を単位とした住民票をまとめた公簿のことで、簡単に言えば、住民票を集めたものが台帳です。
ポイント③「自己又は自己と同一の世帯に属する者」とは、本人又は本人と世帯が同じ人のことです。
ポイント④「住民票の写し」とは、原本から印刷されたものに市長印が押されたものです。
このように役所に対して住民票を請求できることが、住民基本台帳法という法律によって定められていて、その他の請求書に記載する内容等についてもこの法令等で定められています。ですが、請求書に書かれている請求理由については、本人等が請求するときには原則として示す必要はありません。(ただし、DV被害者が支援措置の申し出をしているとき等に例外あり)
ただし、請求理由を示す必要がないとしても、実際の運用では役所が請求理由を任意に求めたりとその役割は大きいです。(^^♪
例えば、窓口に出された請求書に請求理由と続柄にチェックが入っていなかった場合を考えてみましょう。窓口では請求書に書かれた通りに処理して、続柄なしで住民票を交付したとします。でも、その住民票って役所関係に出すものだったらどうでしょう?
実は、住民票を役所関係に出す場合に続柄って必要になることが多いです。(^^♪
もし、そのまま交付されていたらと考えると、請求理由を示して請求する方が、請求する人にとってメリットがあることがわかりますよね。なので、理由(裁判等)があって示せないとき以外は、請求理由を示して請求することをおすすめします。
住民票の請求方法や手数料について
ここからは具体的な請求方法について、大阪府堺市の窓口で本人等が住民票を請求する場合をみていきます。
大阪府堺市は、約84万の人口を有する政令指定都市で、区域は、堺区、中区、東区、西区、南区、北区、美原区にわかれています。一般的には全国どこの役所でも同じような手続きで請求できますが、コンビニ交付サービスの有無や手数料等が違いますので、実際に請求する役所で確認することをおすすめします。(^^♪
請求できる人は、本人、本人と同一世帯の人、本人から委任を受けた人や法定代理人です。手数料は1通200円で、窓口ではなくコンビニ交付サービスを利用すると1通150円で取得できます。ただし、こちらを利用するには事前の手続きが必要です。
請求できる窓口は、堺区市民課(住民票担当)、中区市民課、東区市民課、西区市民課、南区市民課、北区市民課、美原区市民課で、受付時間は月曜から金曜日の午前9時から午後5時15分です。(土日、祝や12月29日から1月3日は不可。)堺市に住所があればどこの区役所でも請求できます。(^^♪
住民票の写しの請求に必要なもの
①住民票の写し等の請求書
※請求書は堺市のホームページから印刷するか、役所の窓口に設置されています。
こちらは、堺市の住民票の写し(世帯全員)の記入例です。記入箇所は、日付、住所、氏名、生年月日、請求区分(本人・同じ世帯の人)、使用目的、続柄、世帯全員、通数。
①日付、②住所、③氏名、④生年月日
⑤請求区分(本人・同じ世帯の人にチェックをいれます。)
⑥使用目的(何に必要なのかチェックをいれます。)
⑦続柄(世帯主や妻、子の表示のことで、必要に応じてチェックを入れます。一般的に住民票を役所関係に出すときは、続柄が必要になることが多いです。役所では、続柄を必要とする意思表示がない限り、続柄を省略して交付する取扱いなので、必要なときは忘れないようにしましょう。チェックがないときに確認のため窓口で聞かれることもあります。)
ちなみに、本籍も必要に応じてチェックをいれて下さい。
⑧世帯全員(世帯全員ではなく一部の人のものが必要なときは、一部にチェックを入れます。)
⑨通数(必要な枚数を書きます。)
②本人確認書類(窓口に行く人)
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(個人番号カード)等
以上が大阪府堺市の請求方法です。
詳しくは、大阪府堺市のサイトを見て下さいね!!
まとめ
今回は住民票の取り方についてまとめてみました。
そもそも住民票ってなに? 取り方ってどうするの?
そんな人に少しは参考になったでしょうか。(^^♪
役所での住民票の事務って、地方自治法第2条の自治事務とされているので、裁量の範囲が大きく役所によって違いがあります。ただし、法令等である程度は固定されているので大阪府堺市以外の人でも参考にして下さいね。
住民票の請求で必要な本人確認書類については、別記事の「住民票の請求で本人確認書類がないときの対処法とは?」で説明してるので、そちらもあわせて見るとより深まる内容となってます。((´∀`*))
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が何かのお役に立てれば幸いです。
コメント