血液-胎盤関門(けつえきたいばんかんもん)
母体と胎児をつなぐ胎盤は、胎児に酸素や栄養素を供給する臓器です。その胎盤にはウイルスや細菌などの異物を容易に通過させない仕組みが備わっています。この仕組みを血液-胎盤関門といいますが、母体が使用した薬物が胎盤を通過して胎児に移行した場合、毒性や催奇形性などを示す可能性があります。

母体が医薬品を使用した場合、血液-胎盤関門によって、薬物の胎児への移行をどの程度抑制するかはほとんどわかっていないので、ドラッグストア等で販売されている薬の多くは、妊婦の使用について「相談すること」とされています。参考 : 登録販売者試験問題作成の手引き(厚生労働省)
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